水稲での使い方

水稲〜育種時の処理〜

①種籾を浸漬処理する場合
光合成細菌原液を1,000倍に希釈し、24時間漬けてください。数日浸漬処理する場合は初日に光合成細菌をご使用ください。
※菌が濃すぎると効果が出ませんので、必ず1,000倍に希釈してください

②プール育苗の苗に使用する場合
苗が緑化した後に、苗箱1枚あたりに光合成細菌原液1cc(例:10枚の場合10cc)を全体に行き渡るように1回散布してください。
※緑化・・・苗の1葉目が開き2葉目が出始めた頃

③田植時に苗箱処理する場合
苗をご購入する場合は、購入してすぐに苗箱1枚あたりに光合成細菌原液1ccを与えてください。
この場合、散布する水の量は効果に影響しませんので、散布しやすい希釈倍率で散布していただけます。

上記のいずれかひとつの処理でOK

水稲〜湛水土壌〜

1回目!田植え1週間後
水深1〜2cmまで落水した状態で水尻を止め、光合成細菌原液10リットル(10aあたり)を水口から流し込んでください。
その後、水深10cmくらいまで入水し、数日間は落水しないでください。
気温が急激に上がり、すき込まれた未分解有機物が分解をはじめてガスわきが発生している場合は効果が抜群です。

2回目!出穂30〜40日前(幼穂形成期)
水深1〜2cmまで落水した状態で水尻を止め、光合成細菌原液10リットル(10aあたり)を水口から流し込んでください。
その後、水深10cmくらいまで入水し、数日間は落水しないでください。
この時期に規定量(10L/10a)を施用流し込むことで、千粒重を高め、食味も向上させます。
いつも茎数が十分に確保できていない→分けつをもう少しとって茎数を確保したいというような場合は 1〜2 週間早めの施用が効果的です。

農薬を使用する場合は、光合成細菌散布から前後1週間以上空けてください

蓮田

蓮田においても、稲作と同じく10L/10aを投与します。
蓮田に流し込むタイミングとしては、2回あります。

①春の定植後に1回投与:気温が上昇する際のガス湧きを抑制する目的

②秋の収穫後に1回投与:すき込んだ残渣を分解する目的

蓮田では水温20℃以上になればなるべく早い時期に使用します。家畜糞・家禽糞を投入した圃場では、フザリウム、ピシウムなどの病原菌密度を下げるためにも光合成細菌は効果的な資材となります。

畑作での使い方

畑土壌での使用はおもに葉面散布株元灌水の方法になります。葉面散布は原則 1,000倍に希釈したものを施用散布します。

自動灌水の場合は、1回に1L/10aを施用します。施用間隔は7〜15日。施用によって土壌の静菌力を増すことで病気に対する抵抗力を高め、果菜類では成り疲れしにくい体質になります。苦土の併用で葉緑素の合成が促進され、光合成を高めて、収量・糖度の向上も期待できます。

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